独立開業までの大まかな流れ
意思や動機づけの確認
独立開業は一世一代の大勝負です。
失敗すると、取り返しのつかないことにもなりかねません。そのため、漠然とした思い・考えでは、なかなか実行していくことは難しいものです。「本当に独立してやっていきたいか」、「何のためにやるか」を真剣に考えて、一歩を踏み出す決意をしましょう。
業種の選択
業種の選択は、事業の成否に大きく関わります。これまで経験してきた業種であればリスクは軽減できますが、経験のない業種といいうことであれば、市場調査等十分な情報収集が必要になります。
家族の理解
独立開業は、家族にも大きな影響を及ぼします。たとえ事業の手伝いをしてもらうことはなくても、家族の理解とサポートは必要不可欠です。十分に話し合っておく必要があります。
具体的な計画
事業に関わることを考えていきます。例えば、本拠地となる事務所・店舗はどこにするか、どのような設備が必要か、人は雇うのか、どのような仕組みで利益を出していくか等です。
資金計画と調達方法
計画に基づいて、開業するにはどれだけの費用が必要か、また、黒字化するまでにどれくらいの期間が必要で、その期間中の運転資金はどのくらい必要か等を算出します。
開業準備
事業所の確保、従業員の雇入れや会社設立の手続き等開業に必要な準備を計画的に行っていきます。
開業
許認可取得や各種手続きを済まして必要な準備が整ったら、いよいよ開業です。自分の夢の実現のため全力投球です。
事業所について
会社を設立する際は、まず、本拠地となる事業所が必要です。事務所を借りて事業を起こす場合には、会社設立の手続きの前に、事前に事務所を借りておく必要があります。(定款作成や登記申請に必要。)
なお、その場合、まだ会社は誕生していないので、会社名義で賃貸借契約を結ぶことはできません。まずは、経営者名義で借りておき、会社設立後、借主を経営者から会社へと変更できるよう不動産会社や大家さんへ話しておきましょう。
また、設立後に許認可を取得する予定がある場合は、各許認可によって事業所の要件(場所、面積等)が設けられている場合がありますので注意が必要です。
会社形態の選択
会社形態の選択は、設立費用や今後の事業展開などにも関わるため、重要な事項です。慎重に考えていきましょう。なお、会社形態に関しては下記ページを参考にして下さい。
会社設立手続きに関しては、行政書士等専門家へ依頼することにより、大幅に時間を削減することができます。また、電子定款認証など費用の節約にも繋がりますので、ぜひご活用下さい。